エラーの例
バージョン管理されているAPIコールの使用時に、バージョン管理に関連したエラーが発生する場合があります。このリファレンスでは、エラーが表示される最も一般的なケースを挙げ、そのようなエラーの例を示します。正しくないbox-versionヘッダーを使用した呼び出し
正しくないbox-versionヘッダーを使用してAPIを呼び出すと、APIはHTTP error code 400 - Bad Requestエラーで応答し、レスポンスのメッセージ内にサポート対象のバージョンを示します。
レスポンスのmessageフィールドには、以下のステータスメッセージのいずれかが含まれます。
| 詳細 | メッセージ |
|---|---|
box-version値が、サポートされていないAPIバージョンであるか、正しくない形式で送信されました。 | Invalid API version specified in 'box-version' header. |
バージョン管理されているエンドポイントのみが呼び出されたときに、リクエストヘッダーにbox-versionヘッダーが含まれていませんでした。 | Missing required box-version header. |
box-versionが空です。 | Invalid (empty) API version specified in 'box-version' header. |
box-versionに複数のバージョンが含まれていました。リクエストごとに指定できるバージョンの数は1つのみです。 | The 'box-version' header supports only one header value per request, do not use comas. |
| サポートされていないAPIバージョンが既存のエンドポイントに使用されています。 | Unsupported API version specified in 'box-version' header. |
box-versionヘッダーが正しくない場合のレスポンスの例:
URLでの正しくないAPIバージョンの呼び出し
Boxのドキュメントでは、APIのURLが示されています。たとえば、署名リクエストのエンドポイントへのアクセスにはhttps://api.box.com/2.0/sign_requests/を使用します。誤ってhttps://api.box.com/3.0/sign_requests/のような正しくないバージョンを呼び出すと、レスポンスではHTTP error code 404 - Not Foundエラーが返されます。
非推奨のAPIの呼び出し
Boxで非推奨としてマークされたAPIバージョンを使用した場合、APIは通常どおり応答します。また、非推奨になった日付を示すDeprecationヘッダーが追加されます。次に例を示します。
Deprecationヘッダーが存在するかどうかを確認し、その結果に応じて新しいAPIバージョンへの移行を計画する必要があります。
存在しないバージョンの呼び出し
公式サポートが終了した古いAPIバージョン (2025.0など) を使用しようとすると、レスポンスではHTTP error code 404 - Not Foundが返されます。詳細については、URLでの正しくないAPIバージョンの呼び出しを参照してください。