- 管理者または共同管理者のログインメールアドレスを使用して、関連付けられた企業とその企業に割り当てられているゾーンポリシーを検索します。割り当てられているゾーンポリシーは、特に指定がない限り、すべてのユーザーが継承します。これは、デフォルトゾーンとも呼ばれることもあります。
- ユーザーのメールアドレスとゾーンマッピングが含まれる入力
.csvファイルに基づいて、ゾーン割り当てを行います。
通常、このスクリプトはユーザーのゾーンを初めてプロビジョニングするときに1回使用します。ただし、ゾーンの割り当てを更新するために、以降の実行でも使用できます。
前提条件
Windows
.NET Coreの最新バージョンのインストールmacOSおよびLinux
PowerShellをインストールします。pwshコマンドを実行して、インストール結果をテストします。
問題が発生する場合は、.NET CoreとPowerShellの両方をインストールしたかどうか確認してください。
JWT認証を使用するアプリケーションの設定
このスクリプトを使用するには、JWT認証を使用するBox CLIをインストールし、構成する必要があります。 アプリを作成する際は、[構成] タブで以下の設定を構成します。- [アプリアクセスレベル] で [
App + Enterprise Access] を選択します。 - [アプリケーションスコープ] > [管理操作] の順に移動して、[
Manage Enterprise Properties]、[Manage Users] を選択します。 - [高度な機能] で [
Generate user access tokens] を選択します。
管理者設定の調整
Boxの管理者または共同管理者にManage Users以上の権限があることを確認します。この設定を確認するには、以下の手順に従います。
- 管理コンソールの [ユーザーとグループ] セクションに移動します。
- 確認するユーザーアカウントをクリックします。
- [ユーザーのアクセス権限を編集] セクションに移動して、ユーザーとグループに管理者権限を付与します。
.csvファイルの準備
.csvファイルには、EmailとRegionというヘッダーを設定した2つの列が必要です。
- Email列には、Boxユーザーのプライマリメールアドレスを含めます。
- Region列には、スクリプトでユーザーを割り当てるゾーンのユーザーフレンドリ名 (ユーザーが理解しやすい名前) を含めます。この名前は、ゾーンの定義に使用するZonesTableというハッシュテーブルで指定します。キーはゾーンのユーザーフレンドリ名であり、対応する値はゾーンのグローバルIDです。
特定の企業で有効なゾーンに対応するIDを入手するには、Box Consultingまたはカスタマーサクセスマネージャまでお問い合わせください。
.csvファイルが用意されています。
| Region | |
|---|---|
betty@company.com | US |
roger@company.com | France |
sally@company.com | JapanSingapore |
スクリプトの構成
この.csvファイルを指すようにUserZonesUpdatePathを設定します。
adminEmailを、このスクリプトでゾーンの割り当てに使用するアカウントの管理者またはco-adminのログインメールアドレスに更新します。この値を指定しない場合、スクリプト実行時に指定するよう求められます。
スクリプトの実行
PowerShellコマンドを実行します。オプションのフラグ
シミュレーションモードでスクリプトを実行するには、DryRunブール値フラグを追加します。ドライランでは、APIコールが実行されないというわけではありませんが、作成/更新/削除のコールはすべてスキップされます。
ログ
ログは、メインフォルダ内のlogsフォルダに格納されます。以下のログファイルにアクセスできます。
Mass_Update_User_Zones_all.txt: すべてのログエントリが含まれています。Mass_Update_User_Zones_errors.txt: エラーのみが含まれています。
